京成の6両編成快速列車

少しずつ体調が良くなってきました。久方ぶりに電車の小話でも。

 

ある日、京成高砂駅の時刻表を見ていると、平日の17時11分に始発の快速 京成上野行きの列車が存在していることに今更ながら気づきました。おそらく、京成本線の8両編成優等列車押上線方面へ送ることで、夕ラッシュに備えつつ、その一方でその分減ってしまう本線(上野線)への優等列車を補足するために存在するものと思われます。

 

と、いうことで体調の良い日に実際に撮りにお出かけしてきました。

夕日に当たって見づらいですが、件のA35運行 快速 京成上野行きが来まして、6両編成の3013編成が充当されました。本線の優等列車はほぼ8両なので6両の快速はちょっと新鮮。欲を言えば急行灯でも点いていればより優等列車感がでるのですが、そこは京成電鉄なので気にしない。

 

そんな快速列車を見た時に気づいたのが、3013編成のVVVFパワーユニット(PU)が編成2台中2台✕2群UVWが新品又はそれに同等するものに交換されていました。画像を明るくしましたが、周りと比べてPU部分が明灰色&冷却フィンが銀色になっていたことから、おそらくメーカーから納品されたものが取り付けられているものと思われ、この状況は故障して交換したとは言い難いです。なお、VVVF箱筐体は従来のままでした。

また、通過した姿を見た限りですが、工場での検査を受けたような特徴が見受けられないこと、3013編成の新製が2014年11月で経年20年目前ということもあり、「VVVF制御器オーバホール」のような俗に言う機器更新に相当する工事案件を受けたのではないかと推測されます。

 

機器更新つながりで言いますと、3788編成のVVVFが新製品へ更新されました。3700形においても前述の経年20年目途でオーバホールを受ける法則が該当するならば、3788編成は20年程度の延命を目的に機器更新したとも言えそうです。ただし、先々のことはその時の経営状況に影響されるので、机上の空論でしかないのですが。

 

とはいえ、他の経年20年を迎える3000形の状況が確認できておらず、前述の点を確定するにはまだ早計ともいえるので今後、意識的にVVVF観察をして見ましょうかね。

 

(撮影日:2024年3月15日)