今回は駒込駅からスタート。
カメラはα7iiにmir1-b 37mmF2.8で撮影。
山手線の駒込駅は西側が掘割、東側が築堤になっています。これはかつて谷田川が流れていた名残で山手線の築堤部分、即ち画像のあたりが谷底であり谷田川が流れていた場所のようです。
谷田川は、かつての石神井川の流路とされており、王子付近から上野台地を流れ、不忍池へ注いでと思われます(諸説あり)。上野台地を流れる区間においても谷状のスリバチ地形が続いており、私の好きな階段や古い町並みが残る界隈でもあります。
今回は、駒込駅から北へ谷沿いに歩くことにしました。
谷底と台地を結ぶ坂道。
桜が咲いていました。もう春ですね。
いい感じの階段を見つけました。クランク状の線形がいい感じですが、手すりが近代的なステンレス製で少々残念。建物2.5階分に相当する高低差があります。
霜降橋交差点。黒い車が走っている通りが谷田川通り。
霜降橋交差点にあったホーロー板の住居表示。実際の地名は西ヶ原でホーロー板は西が原。表記ゆれでしょうかね?
路地をウロウロしている最中に見つけた注意書き。ポイ捨て系の注意書きでありがちな吸い殻や空き缶を指摘せずにここではアイスクリーム。よっぽどアイスクリームのゴミに困っているようです。
うっすら見えるスリバチ。ただし、画像の右側が谷底、左側が台地になります。
その台地側には染井よしの桜の里公園があります。園内にはかつての地名である染井村の植木職人が交配させて誕生したとされるソメイヨシノを称える案内板があります。
公園の向かいには染井稲荷があります。
文京区ほどの密度ではないものの、所々に階段が存在しております。
お花見会中止のお知らせ。
西ヶ原みんなの公園。東京外国語大学のキャンパスが移転した跡地に整備された公園みたい。避難所としても機能も備えています。
この広場でも高低差を見ることができます。画像の建物は老人ホームで台地上に建っておりますが、低地側の広場と階段で接続されていることが分かります。
ここでも桜。
わずかな高低差と階段。
ここにも階段。
更に階段。階段を巡っているとたまに半分だけ修繕されたパターンがありますが、まさにその現場を見ることになろうとは。
都電の踏切。
踏切の場所は、西ヶ原四丁目から滝野川一丁目間。線路に注目すると、かすかにスリバチ状になっており、谷底の部分が滝野川一丁目電停、上り坂の先に飛鳥山電停があります。
と、いうことで、滝野川一丁目電停に到着。
今回は谷田川の西側斜面沿いに約3.6kmを1時間半弱かけて歩きました。