まち歩き 〜複雑な県境地帯〜


バスに乗って降りたのは天沼マーケット前のバス停。
ここは東京都と埼玉県の県境にあるバス停です。

歩道に注目すと、タイル貼りの歩道からアスファルトの歩道に変わっています。
この変わり目が県境になります。


ある日のこと、大泉界隈の地図を眺めていると複雑に県境が描かれていることに気づきました。
東京都と埼玉県の県境を追うと大泉以外の地域も複雑になっている様子。
県境というと、私の中では川、山や尾根で県境が決まっているものと思っていたので、
この複雑さは興味深い…居てもたっても居られず、大泉の地に来たのでした。

今回のまち歩きは趣向を変えて東京都練馬区と埼玉県新座市の境界を西へ向けて歩きます。


何気ない路地。
よく見ると、路地のアスファルトの仕上がりに違いがあります。
実は、手前方が東京都、奥が埼玉県です。


これも何気ない住宅地の景色ですが…
右の看板には都民農園の文字。=東京都
左には栄六条通りの標識。栄は新座市の地名になります。
つまり、電柱を境に県境が存在します。


遂に両者の住居表示を発見しました。
右が東京都練馬区、左が埼玉県新座市
民家の壁を挟んで県が違うことになります。


道路に注目すると中心でアスファルトの切れ目が続いています。これも県境なり。
管轄する自治体が異なる為にこんな風に道路も別々で管理されています。


分かりやすいのがマンホールでしょうか。
柄の異なる両者のマンホールが仲良く並んでいます。


こんなところにも県境が。


練馬区の住居表示。
奥の雑木林は新座市


新座市の看板。
石垣の上は練馬区


畑と左端の白い民家は新座市
奥の連なる民家は練馬区


ブロック塀同士の隙間には県境が存在するのです。
なお、左が練馬区、右が新座市


関越自動車道を跨ぎました。
下り線の新座料金所のおよそ1km手前に埼玉県新座市カントリーサインが見えます。


県境があるために道路が整備されず、障壁となっている例。


練馬区には珍しい飛び地が存在します。
新座市片山に囲まれた地域に練馬区西大泉町が存在します。
周辺の住宅地と同じように造成されているので一見しただけでは気づきにくい場所。
画像だと、空地(農地)と道を挟んだ民家が練馬区西大泉町
それ以外は新座市片山になります。


近くにあった自治会(新座市側)の地図には東京都の文字。
住んでいる都県が違うのだから自治会も違う…のでしょうか。


西へ向けて歩き続け遂に練馬区西東京市の境界にきました。


自治体がせめぎ合う地点。
道路の左半分は新座市
右半分のうち、金網側は西東京市、その奥は練馬区になります。


…あれ?電柱には西東京市の住居表示があるのに、スピード落とせの看板は新座市だ。

ここから保谷駅まで歩いて終了。およそ7km超のまち歩きでした。

傍から見ればしょうもない事に注目しなぁ、と思われそうですが、
こんなことでも色々見ながら歩くと楽しいものです。
今度は別の県境を歩こうかしら…