田浦の廃線 〜その4〜


その3からの続きです。
再び「その1」で取り上げた平面交差地点へ来ました。


新しいアスファルトはかつて線路があったラインを描いています。
工事現場付近に分岐器があったようです。


ちょっとだけ顔をのぞかせるレール。
そのままトンネルのある方へ伸びていました。


かつては比与宇(ひよう)トンネルの途中まで線路がありました。
ちなみに、このトンネルの周辺には防空壕があり、このトンネルともつながっていたらしいです。
右の画像のトンネル横壁には確かに横穴を塞いだような跡がみられますね。


トンネルを出て再び探索…


工事現場の飯場に踏切の警報機を棄てられていました。


歩道工事中。
近いうちに線路が撤去されそうです。


既に撤去されてしまった区間もありました。
それでも米国政府の警告文は残されています。


川の片側には橋台が残されていました。
もう片側は排水溝を作った時に跡形もなく壊されたようです。


分岐器はないですが、レールが二手に分かれていました。
分断されている側は「その2」の最後にある壁から現れた線路と繋がっています。


所々途切れながらもレールが残っている区間が多くあります。


怪しい分岐点。
ちょっとだけレールの頭が見えているのが分かるでしょうか?
どうやらここから線路が分岐していたようですが、ここ以外のレールの痕跡が見つからず。
行方知れずな線路ですが、この近くの工場への専用線と思われます。


線路は海上自衛隊の施設へと伸びています。

田浦の貨物線はレールの状況から自衛隊関係の線路は最後まで使用されていたと推察できます。
一方、倉庫や埠頭の専用線はレールが分断されているので相当前から廃止状態だったと思われます。
残念ながら、一部は道路工事でレールが撤去されています。
工事が始まる前に見に来ればよかったと後悔しきりです。


お終い